シリーズ戦じゃないみたいだけど、全国を年間4戦で転戦するバトドリGP。 |
この梅雨の真っ只中の野外イベントは、得てして天気が気になるもの。しかし、なんとか朝は雨は上がってるっぽい。曇ってはいるけど一日もつのだろうか? 開催されたのは、滋賀県にある奥伊吹スキー場の駐車場。ドリフトやジムカーナの練習にはよく使われます。コースが設置されたのはいくつかあるうちの真ん中あたりのフラットなところでした。会場の雰囲気はまったりとして、ピリピリした緊張感はありませんでした。 余談ですが、山の中だから何もないだろうと思い、コンビニで山盛り買い込んできたのですが、地元の商工会が協力的で、飲み物・食い物のテントの臨時売店を多数出店しておりました。 なんだ、先に言えよって感じ。スタッフや観客用に用意された駐車スペースは、余裕があってよろしかったかな、と。 | |||
今回応援しにきたのは、古野選手。鈴鹿シルバーカップ、全日本ジムカーナの経験もあるドライバーで、10数年来きのこさんの峠仲間でもあります。 彼はバトドリGPの関西大会が舞洲で開催されていた頃から参加しており、過去には一度優勝経験もあります。手元にDVDがある方は見直してみるとよろしいかと。もちろん、今回もその栄冠を手にすることになってます。 で、バトドリGPはドリフトとスピードをトーナメント方式で競い合い、勝者を決めるスラローム競技の一種で、ドリフト演技の主観的な採点と、タイムという具体的な数値を、いかに点数化するかってのがよく考えられています。 左右対称のパイロンコースを2台同時にスタートし、先にゴールした車両にまず50Pt。遅れた車両のタイム差、0.2秒ごとに1Pt減算していきます。 |
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ただし、パイロンタッチしてしまうと、どれだけ差があってもタイムポイントが無効になってしまいます。 ドリフトのポイントは、10人の審査員が一人当たり5Ptを付与する挙手によって、最大50Ptがそれぞれに与えられます。更に、左右のコースを入れ替え、同じようにもう1回採点し、その合計点で1回の勝負を争います。 クラス分けはNAと、ターボ(過給器)付きの2クラスのみ。ただし、Sタイヤの使用は認められていないこと、ナンバー付きの車両であること。それ以外は、細かいことは気にしないアバウトさがCB的かな、と。 写真は1回戦のスタート直後の模様。優勝候補なんだからサクっと勝つには勝ったけど、すんげーフケが悪りぃ! |
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7.5AGの4スロ、ハイコンプ、定番のフリーダム仕様なんだけど、ブリブリ、パンパン、
黒煙モクモク。高度があるので平地と燃調が違うようです。リセッティングしたいところなんですが、タイムスケジュールではこのまま一気に2回戦となります。で、1回戦を勝ち上がってきた
相手はS2000。まぁ、それでも負けるワケがな
く、順当に準々決勝となる3回戦へ駒を進めます。 その後、過給器クラスの1〜2回戦が行われます。手直しするならこの時間しかありません。そこで某親方登場、補正し直します。 試走できないので、イチかバチかなんだけど、なんせ優勝候補なんだからダイジョウブ。 |
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ワタクシとしましては、やっぱりRX-7を無視するわけにはいきません。今回の大会には4台エントリーがありました。残念ながらFC2台の内、1台は一回戦で負けてしまいます。
もう1台のFCとFDの1台は2回戦まで善戦しました。特に#26のFDはマシンコントロールが大変スムーズ、パイロンの舐め方は絶品!ゲートサウンドも素敵でした。しかし準決勝まで
進んだものの、惜しくもパイロンタッチにより負けてしまいます。ちなみに、相手はチャージャー付きのハチロクで、優勝を僅差で逃したくらいの強豪でした。残念。 ちなみにこれらの元画像や、一部は動画もあります。ご本人である証明を添えてメイルでご連絡くだされば、お送り致します。とは言っても、ロクな写真じゃないんですけどね、一応ってことで。 |
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NAクラスの2回戦までが終了してからは、台数の多いターボクラスの2回戦までを消化していきます。 ところが、昼休み頃から天候がぁゃιぃ感じになってきます。時折ポツポツとキてたのですが、2回戦目の後半から突然すんげぇー土砂降りに。機材の雨対策のために、競技の方が一時中断してしまうほどでした。 この雨でほぼドライだったコースがウエットに変わります。 しかし、これまで慣性でしか振り出せなかったローパワーな車も小回りが可能になり、事実上パワー差が少なくなります。吉か凶か、車によっては確実に流れを変える雨になりました。 |
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で、なんだかんだでターボクラスの2回戦まで終了し、NAクラスの準決勝となる3回戦から再開します。ターボクラスを含め、この辺りまで勝ち進んでる連中はみんなウマいんだよなぁ。基本的なコントロールが出来てるっていう感じ。 我らが古野選手ですが、パワー的には上回ってるであろう西岡選手のハチロクを下し、順当に決勝戦へ。反対側から勝ち上がってきたのは、NA8を駆る同郷岐阜からのエントリー、八木選手。 頭髪の具合からして、腕に磨きを掛けた努力の跡がうかがえます。 ここで、雑誌社の主催ってことで決勝戦の出走前に撮影が入ります。無理矢理なポーズをとらされウレシハズカシな表情の奥に、互いのライバルへの闘志が窺えます。(ホントかよ?ww) |
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撮影も終了、各ドライバーがマシンへ戻り、一周だけたタイヤを暖め、スタートラインに並びます。聞こえるのは、ハイカムが奏でる不安定なアイドル音だけ。数千人の(ウソです)観客が見守る中、異様なまでの緊張感が会場を包みます。そんな空気をアナウンスが切り裂き、決勝戦の火蓋が切って落とされた! まず、スタート加速。このNA8、結構パワーありそうな感じ、互角。そのあとの180°ターン、若干先行するが相手も負けじと食らい付いてくる。続いて振り返してのサブロクに入る。ここはスラローム屋の得意なレイアウト。立ち上がりで差が付く。再び奥の180°だか、焦った相手はテールを振り出せずアンダーステアで失速。最後のゴール前のサブロクも難なくこなし、先にゴール。審査員のドリフト点が発表される、、、、、結果はイーブン。と言うことは、タイム点でアドバンテージ! |
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まぁ、このアドバンテージは優勝候補だから当然といえば当然。ドライバーの鼻歌がここまで聞こえてくる気がする。ww 続いて左右のコースを入れ替えて2本目がスタート。半車ほどリードを許す。アウトに振って外周から180°に、、、、って、ええーーーーちょwwwあqwせdrftgyふじこpl;@
なんと、2本のパイロンを吹っ飛ばす。
マジでぇー?目を疑ったが、跳ね飛ばされたパイロンは間違いなく転倒し、コースオフィシャルもそれを告げる黄旗を揚げている。まさに愕然、まさに驚愕、まさに青天の霹靂とはこのこと。残念! |
準優勝ってのは、記録には残りますが時間が経てば記憶には残りません。モータースポーツに限らず、競技の結果はそんな性質を持っています。ある部分では、準優勝も一回戦敗退も同じ。とにかく無念、コレ。でもまぁ、ウチのガキんちょ達が同乗デモ走行で 喜んでたからヨシとします。ww しかしねぇ、一部のドライバーはマナーが悪い、というか最悪かもしれない。競技終了してパドックに戻る際、全開走行!ウロウロ人が歩いてるところをどうして?また、敗退したエントラントは帰りたかったら帰っていいのですが、バーンナウトして帰るか?フツー。おまえらバカじゃねぇ? スタッフの方と少し話したのですが、ナンバーは特定してるから以後のエントリー、または入賞の取り消しをするとまで仰ってました。当然です、プンプン。 実名表記と画像のモザイク処理がないのは、どうせDVDになっちゃうし関係ないでしょ?ってことで、ナンバープレート以外はそのままにしてあります。また、リザルトについては、記憶を辿っただけの部分がありますのでテケトーかもしれません。まぁ、おおまかな流れは書いた通りです。
2006.7.14 記 |