雪ドリ写真撮影作戦の巻
○●● 雪ドリ写真撮影作戦の巻 ●●○

日本列島に寒波第二弾がやってきました。
寒波と言えば、雪。雪といえば雪ドリなワケでして
FDを駆る者としてはファンヒータの前で
マターリしているワケにはいかないのです。
 
   で、その写真を撮るべく、撮影班1名を含む総勢2名に及ぶ『雪ドリ写真撮影作戦チーム』を急遽編成。
写真は、万全の体制(替えの靴下を用意とか)で意気揚々と某ダムサイドへ向かう道中。自宅付近では黒かった路面も目的地が近づくにつれ白くなってきた。
 ちょっとビビってみたりするが、華麗なスノーダンスを披露するFDをカメラに収めたい気持ちは、スロットルペダルを踏む長靴に力を入れさせるのであった。
     
   そんな中、小一時間走ってくると、こんな感じ。
 時折、轍の中央部分に残った雪がフロントスポイラですくい上げられて、視界を奪い危険な状態になったりします。ボンネットに乗っかってるのは、その雪。
 ホイールハウスに雪が溜まり、思った舵角まで切れなかったり。真っ直ぐ走るのもままならない状況ですが、ここまできて断念するわけにはいかない。
     
   目的地、某ダムサイド手前の道の駅で、コンセントレーションを高めるべく、コーヒーブレイク、、、つーか、ホントはあまりのコンディションの悪さに帰ろうか悩んでるところ。
 この付近では踏みつけられていないところだと40cm以上の積雪があって、つくづく長靴を履いてきてよかったと思う。
 ちなみに、 右側のカローラバンは撮影班愛用の社用車。

 

     
   さんざんもったいぶった前フリをしておきながら、このサムネイルだけでオチがネタバレしちゃうページの構成はスキルとセンスのなさを露呈するわけなんだけど、そのあたりはご容赦願いたし。まぁ、この写真が全てを物語ってるってことです。
 一応状況を説明してみると、まず下見と思い適当に流していたところ、雪の重みで倒れたのか、倒木で道が塞がれており、撮影ポイントまで辿り着けなかったってことです。

 

 撮影は断念するとしても、帰らなきゃいけません。しかし、この状況は結構窮地なのです。と言うのも、道の両端が除雪された雪でUターンするスペースが無くなっているのです。
 オーナーなら分かると思いますが、FDはタダでも後方視界が悪い上、雪が被って(きのこ号はリアワイパーが無いモデルです)何も見えません。仕方なく、曲がりくねった道を延々と1km以上も窓から顔を出してバックしました。
 そんな感じでなんとかUターンできる場所を見つけて切り返そうと思ったらスタック。幸い牽引ロープは常備しいますので、カローラバンで引っ張るべく作業を始めます。
 ところが、今度はこんな所に限って大事な指輪が抜け落ちてしまいます。深々と雪が降る中、落ちたと思われる付近を1時間半ほど(撮影班も道連れ)探しましたが、結局見つかりませんでした。
 泣く々諦めて帰ろうとすると、今度はフロントの左ワイパーが動かなくなります。どうやら掻いた雪が溜まった部分で押され、アームの根元が緩んだようです。そのまま道の駅まで戻り、外してから帰途に着きました。
 踏まれて蹴られて泣きっ面でいたところを蜂に刺された。『飽くなき挑戦』という言葉が遠くに霞んで見えます。

2005.12.19 記